オクト絵画教室の皆様へ 若林薫の思いを手紙にしてお届けいたします       200710 1

第22回湘南市民美術展は9月11日から17日まで開催され 75名103点の出品がありました。油彩・水彩・アクリル・版画

立体等々表現は様々です。1週間1983名の入場者は過去最高です。

オクト絵画教室からも26名の参加者がありました。20号以上という大作に取り組み約3ヶ月以上の時間を費やして出来た

作品は、やはり感慨もひとしおのようです。初めての20号という大きさに思い切って描いた作品も 会場では恥ずかしさで

いっぱいと感じる人。30号を描いていく内に圧倒されていたのがだんだんなれてlきた人。憧れ、願い、思い出、夢、感動し

たこと等々それぞれの想いは限りなく様々で素晴らしいです。観るのも全て新鮮で繊細な心を見せていただいた気がします。

絵は自分を表現する手段と考えます。一番自分の心を動かされたものや事、人それぞれ感じるものや感じ方は違いますが

その思いは絵を通して伝わるものと確信します。

この度、私は立体で参加いたしました。今一番感じるもの 言いたいものが、何を使ったらいいのか。水彩なのか、

油彩なのか、アクリルなのか、はたまた立体なのか。表現は自由であるべきだと思っています。






聖域・黄金角を持つ黒い樹
黄金分割とは絵画の世界でよく言われておりますし

「ダヴィンチコード」を読んだ方は知っていると聴きます。

多くの画家は少なからず黄金分割を考えて画面構成を

しています。1:1.618という比ですが、人間が一番美しく

感じる造形の値です。が、この比は人間が作り出したの

では無く自然界にある値なのです。

円周を1:0.168で割ると角度が137.5°これを黄金角とい

います。木々の芽が伸びていく様は137.5°という角度を

持って伸びていきます。これは木が大きくなるために全て

の葉に太陽光が満遍なく当たるようになっているという訳

です。また、向日葵のびっしりとつまった種のつき方も、

オーム貝の成長の仕方も、そして細胞分裂の数の増えて

いく比も限りなく1.618に近づいていくことの不思議にも

びっくりです。これらは全て自然界の不可思議な営みで

あり 自然の姿です。
これを壊してはならない、犯してはならないことだと感じ この度 「聖域・黄金角を持つ黒い樹」を 発表いたしました。

われわれも何か知らずに犯してしまっている領域はないでしょうか?医学の世界でも 機械工学も 天文学も・・・

科学の発達と共に知りえないことが見えていく、出来なかったものが出来るようになる。人類にとって素晴らしいこと

ではありますが、しかし環境の破壊や人間そのものの破滅はないのでしょうか・・・?

やっとめぐってきた秋。 食欲に スポーツに 芸術に 旅に ストレスも飛ばして 新しい発見をしに ポジティブにと

いきたいですね。                                                           早々

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