絵手紙エッセイ NO.69
           2009年6月  「雨もまたいいかも・・・」


 
 今年もまた雨の季節になりました。といっても、まだカラ梅雨状態で、洗たく物もなんとなく乾いています。

雨が降り続くと、うっとおしかったりカビが生えたりとかしてイヤなこともたくさんありますが、ふとしたことで この雨の

ありがたさを感じることもありませすね。

たとえば、傘をさして歩いていて 角を曲がった途端に 大きな紫陽花がいくつもの花のかたまりを、たわわに咲かせているのに

出会ってしまうと しばしその美しさに見とれてしまい やっぱり晴れている空の下の紫陽花より 雨の中の紫陽花のが何倍も美しく

見えるなぁと 改めてその美しさが心にしみてきます。我が家の紫陽花は 絵にある通りピンク色のごくフツウの花ですが、

最近では色んな種類を見ることができて めずらしい色や形の花に出会うと、何となく嬉しいような気分になって、雨でよかった

なんて思ってしまいます。
 
 また、雨が降ると足もとで可憐に咲いてくるのは、どくだみの

真っ白い花。 

うす暗い西の庭に その真っ白の花びらが際立っています。

こんな可憐で清らかな花なのに、どくだみという名前は、何とも

気の毒な気もしますね。

でも漢字で書けば・・・いくつかあるようですが、十薬という表記

は なんだか ありがたいような 尊敬の念のような思いがして

きます。

 そして何よりこの雨は、田畑を潤し、山を潤し、私達ののどを

潤し、夏の暑さに安らぎを、そして秋には たくさんの収穫を

私達に もたらしてくれるのですよね・・・でもやっぱりうっとお

しいか・・・。?
  ま、うっとおしいと思った後、1回ぐらいは空に向って

「ありがとうね」 と 小さい声で言ってみてもいいかもしれ

ないですね。

雨もまた楽しと心に言い聞かせながら・・・。      令子


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